ME型(電子制御型)エンジンについて
燃料噴射やシリンダ注油、排気などのタイミングを電子制御しているエンジンです。
地球環境保護のための国際的な排ガス規制への対応と低燃費を両立するためには従来の機械制御では限界があり、電子制御の導入が不可避となりました。「ME型エンジン」はそうした時代の要請に応えて開発され、マキタでは2013年から製造を開始した新型エンジンです。
製造機種(抜粋)
※他のエンジンラインナップおよび詳細は下記のエンジンカタログをご覧ください
S46ME-B
- ボア
- 460mm
- ストローク
- 1932mm
- ボア/ストローク比
- 4.20
- 出力
- 4500~11040kW
- 回転数
- 105~129 min-1
S30ME-B
- ボア
- 300mm
- ストローク
- 1328mm
- ボア/ストローク比
- 4.43
- 出力
- 1950~5120kW
- 回転数
- 148~195 min-1
世界初号機「S30ME-B9」について
2014年7月、マキタは1982年の「L35MC」に続いて、実に32年ぶりとなる世界初号機「S30ME-B9」を完成。それは“船舶用エンジンの電子制御化”という新しい進化の過程で、「L35MC」の後継となるエンジンでした。
環境規制や燃費低減の要請が高まる中、船舶用エンジンには近年、時代を転換させるような技術革新の波が押し寄せています。そうした中での「S30ME-B9」における世界初号機への挑戦は「マキタはスモールボア2ストロークエンジンの世界トップメーカーであり続ける」という私たちの決意表明でもありました。