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マキタのエンジンを積んだ船を、必ず無事に次の寄港地まで航行させる。【社員のはなし】


皆さんこんにちは。
マキタで活躍する社員を紹介する「社員のはなし」Vol.1です。
今回は、組立部の最前線で活躍しているK.A.さんにこれまでの経歴や今後の抱負を伺いました!

<プロフィール>
K.A.
2009年入社
生産本部 組立部 第1組立グループ A1班 班長
新卒入社後、A1班へ配属
2015年にリーダーへ昇格、2021年より現職
エンジン上部の組み立てを担当する班長として、部下のまとめ役(ときには作業も)に打ち込んでいます。

指示通りのことだけをやればいいと思っていたルーキー時代

今は班長として、仕事の意味や責任について伝える側になっているのですが、自分のことを振り返ると、入社2,3年目くらいまでは「言われたことだけをやればいい」と考えていました。
周りの人のフォローとか連携のことは頭になく、ヘタすれば「自分が一番頑張っている」くらいに思っていました。今思うと恥ずかしい話です。
きっと当時の先輩たちに助けられていたはずなのに、周りのことが見えていなかったんです。

出張で気づいた仕事の責任

仕事のスイッチが入ったのは、3年目の頃に出張に行ったことがきっかけですね。
マキタのエンジンを積んでいる船でメンテナンスをする時に、船員さんたちと仲良くなって、現場の生の声を聞いたんです。
何もない海原に出て行く怖さ、だからこそ間違いのないマキタのエンジンが安心であることなど、自分が想像もしていなかった言葉が出てきました。
海の真ん中で万が一のトラブルがあれば、すぐに助けに来てくれる人はいない。
船のエンジンの性能は、多くの人の命に直結していることが実感できました。
「自分のつくったエンジンが人の命を担っている」
その思いが気持ちを変えてくれました。仕事に責任と誇りを感じるようになったんです。
それ以降、本当にやりきっただろうか、見落としはないだろうか、と細かなことまでチェックして作業しています。


エンジンづくりはチームプレー

今、班長になってあらためて感じることは、エンジンはひとつの部署だけでは作れないということです。
購買部の人がいなければ部品が届きませんし、設計部の人がいなければどう作業すればいいか分かりません。
自分たちの前後で作業をする班との連携も重要です。
野球と同じで、チームプレーなんです。
現場では腕のいい人、作業の早い人は大事なんですが、もしチームワークがとれてないと全体の効率が落ちます。
これは仕事全体を見ても、同じことじゃないかと思うんです。
各班、各部署のチームワークがよければ、きっといい仕事ができるはずです。
班長になって視野が広がり、そう考えるようになりました。


マキタの名前をもっと知ってもらいたい

私は、マキタは世界一のエンジンを作っている会社だと自負しています。
マキタのエンジンを積んだ船が出港すれば、絶対に次の寄港地まで無事に航行させる!と誓って仕事をしています。
これは、もし違う部署で働くことになっても変えることのない信念です。
ただ、ひとつだけ変えたいことがあります。
それはマキタの知名度です。マキタの知名度は世代によって違いがあります。
年配の人と話していて「マキタに勤めています」と言うと、「あのエンジンの会社か。いいところやな」と言われます。
でも同年代の人に同じことを言うと「電動工具の会社か?」と言われることが多いんです。
これが悔しい。
年配の人の反応は、先輩たちが頑張ってくれた証拠だと思います。
香川でマキタと言えばエンジン!と、すぐに結びつくほどの実績を残してくれたんです。
だから若い人にマキタのことを知ってもらうのは、私たちに託された責任なんです。
もっといい仕事をして、もっと会社を有名にして、
「マキタと言えば世界一のエンジンの会社」
と、誰からも認められるようにしたいですね。

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