2機の船舶用エンジンが並んだ姿は圧巻でした。【出張レポ】
| 出張レポ
皆さんこんにちは。
マキタで活躍する社員の出張を紹介する「出張レポ」Vol.1です。
今回は、品質保証部の最前線で活躍しているT.F.さんに出張の様子についてお話いただきました!
<プロフィール>
T.F.
2012年入社
技術本部 品質保証部 試験グループ
新卒入社後、試験グループへ配属
完成したエンジンを試験運転し、最終検査を行う「エンジンのお医者さん」。
工場内の運転だけでなく、出張(ときには海外も)も多数経験しています。
ある日の出張レポート
先日、私は造船所へ出張工事を行ってきました。
約30年ぶりとなるマキタエンジンを搭載したフェリーの海上試運転です。
写真のようにエンジンは船の中にこのように搭載されていますが、2機のエンジンが並んだ姿は私たち試験グループとしても珍しく圧巻の光景でした。
私たち試験グループの業務は主に、①陸上試運転、②海上試運転、③保証期間内の修繕の3つに分けられます。
今回の業務は②海上試運転にあたります。
船の中ではまずエンジンを動かすための準備をし、臨航検査と呼ばれる船を海上で走らせる許可を得る検査を行った後、初めて海上でエンジンやその他機器の様々な試験を行います。
私たちはその中でエンジンの性能はもちろん、その他にも配管から油漏れが無いかだとか、異常な振動が起きていないかといった確認をしていきます。
私たちの仕事は製品が適切に組み上がっているか、マキタのエンジンとしてお客様に引き渡して大丈夫かといった確認していく作業がほとんどになります。
エンジンは組立完成していますから極端なことを言えばただエンジンを動かしてしまったら、確認も何もしなくてもエンジンをお客様に引き渡せてしまえるのです。
しかし、エンジンとしての「質」が悪ければそれはお客様からの「クレーム」として自分たちに返ってきます。
私たちはその「クレーム」を修繕という業務の中で直接生の声で聞きます。
だからこそ私たち試験グループは、マキタのエンジンを誇りを持ってお客様に引き渡せるよう細心の注意を払って業務を行っています。
他の部署の方から見ればもしかすると試験グループの業務成果は目に見えて分かりにくいものかもしれません。
なぜならエンジンは動いて当たり前、不具合が無くて当たり前だからです。
この成果の見えない「当たり前」を維持するため、私たちは日々真剣にエンジンと向き合っています。
そしてそれだけに留まらず、「あいつなら大丈夫だ」とお客様から信頼していただけるエンジニアになることが大切だと考えております。
また、エンジンの専門知識・技術はもちろん、その周りを取り巻く技術動向などの情勢の変化にもアンテナを張って、その中で輝くマキタエンジンの魅力をわかりやすくお客様にお伝えできるようになりたいと思っております。
関連ページ
▼航海の安全を守る意識を高く持って業務に臨む
https://www.makita-corp.com/recruit/senior/rt.html
▼腹を括れるのは、入念な事前準備のおかげ。
https://www.makita-corp.com/recruit/professional/leadersvoice/yt.html