エンジンの動作原理とは【エンジンを学ぶ。】
| エンジンを学ぶ。
「エンジンについて知っていただきたいこと!」をテーマにお送りする「エンジンを学ぶ」Vol.1です。
記念すべき第1回は「エンジンの動作原理」についてです。
船舶用エンジンとは?
燃料を爆発させて得た力でピストンの上下運動をクランク軸の回転運動に変換させ、その回転運動によってプロペラを回転させる機械。
船舶用エンジンと一言にいっても様々な種類がありますが、マキタエンジンの特徴は「2ストローク」「ディーゼル」であることです。
どのようにしてピストンの上下運動は発生している?
①給気→②圧縮→③爆発→④排気のサイクルによって、ピストンの上下運動が発生します。
それぞれ説明していきます!
● 上記①~④工程間でピストンが上下に2回動いている1往復エンジンを2ストロークエンジンといいます。
● 空気を圧縮し、燃料を噴射→着火で爆発させるエンジンをディーゼルエンジンといいます
エンジンの始動方法は?
エンジンはまずピストンを動かすことで始動します。
ところが巨大な船のエンジンでは、ピストン~連接棒の重さもトン単位。
自動車エンジンなら電動モーターで始動できますが、船のエンジンではとても無理です。
ではどうするか?
答えは「圧縮空気を使う」です。
シリンダ内に高圧の圧縮空気をタイミング良く送り込み、その圧力によって何トンもあるピストンを動かし、だせい回転から燃料運転に切り替えるのです。
ディーゼルエンジンはピストン運動によってシリンダ内の空気を圧縮し高温状態をつくり出し、そこに燃料を噴射して燃焼(爆発) させることで動く仕組みです。
だから最初にピストンが動き始める必要があり、その初動は、空気の力に背中を押されて始まるのです。
第1回は「エンジンの動作原理」について学びました!
次回は「エンジンの誕生から終わりまでの生涯」についてです。
では、お楽しみにー!
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