マキタ社員が「現代の名工」を受賞しました!
| 社員のはなし
この度、厚生労働省が決定する「卓越した技能者(現代の名工)」にマキタ社員が選出されました!
現代の名工とは?
厚生労働大臣によって表彰されたモノづくりの世界で卓越した技能者のことをいいます!
この表彰制度は、昭和42年(1967年)度に設けられたもので、毎年約150名が受賞するものです。
表彰の対象となるのは、金属加工、機械器具組立・修理、衣服の仕立、大工などの職業を分類した全20部門の技能者。
今回受賞した社員は、現在機械部機械グループで班長として活躍している男性社員です。
精密な技術が求められるエンジン部品の旋盤加工に28年間携わっています。
彼は、3万点ほどある船舶用エンジンの部品の中で、最も重要かつ高価、そして加工の難易度が高いとされている「クランクシャフト」を加工しています。
クランクシャフトとは、爆発による往復運動を回転運動に変換しプロペラを駆動させ船舶を推進するエンジンの主要部品です。
船舶用エンジンメーカーのうち、クランクシャフトを自社製造している会社はほとんどありません。
なんと加工の誤差は10/1000ミリ以下と、非常に精密な加工が求められる部品なんです!
高精度の加工技術を持つだけでなく、旋盤機械の改良や旋盤の刃を独自に開発し、加工精度の向上や効率化に尽力しています。
今後の彼の目標は、後進の育成。
自分の手で金属を削る重さを知り、思い描いた形に金属が生成できる楽しさを知ってほしい!と語っていました。
今回このような名誉ある賞をいただき、弊社としても大変うれしく思います。
今後も、製造に携わる現場社員が技術力を向上できるよう、会社としてできる限りのサポートを行ってまいります!
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