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CROSS TALKクロストーク

CROSS TALK マキタが
取り組む
DXとIoTの今

デジタル技術を活用したビジネスやライフスタイル。
デジタルとリアルが融合して新たな価値を創生しています。
マキタでも、段階を踏んで業務の効率化や自動化が進んでいます。
各部門の中核メンバーがマキタのDXとIoTへの
取り組みを通じて感じていることを話し合いました。

S.Y.情報企画部
会社全体のIT基盤・ネットワークインフラの構築・管理を担当。
Y.K.設計部 計画グループ
就航船から得られたデータを利活用して新たなサービスを検討しているチームのプロジェクトリーダー。
D.W.生産管理部
生産計画や工程管理を通して、各部署の円滑な業務をサポート。
A.I.機械部 生産技術
機械加工を補助する治具製作など、工場内の生産活動をサポート。

各部門の中核メンバーがチャレンジしている 
 マキタを活性させる「新しいコト」

S.Y.
私の部署では、多様化する働き方や世界各地への出張に対応するべく、どんな環境でも安心して働けるIT基盤の構築を行っています。「ゼロトラスト」という考え方に基づいているんですが、セキュリティを担保しつつ、クラウド化を進めてくことで、社員がより効率的に働けるよう工夫しています。
D.W.
マキタは海でつながった世界各地が職場になるから、どんな環境でも変わらず働けるのは便利ですね。
S.Y.
そう言ってもらえるとやりがいがあります。
ですが、工場設備に関するデータは安全面や作業効率の面から早いレスポンスが求められるので、すべてのデータをクラウド化しているという訳でもないんです。
適材適所でどういったデータをクラウド化するか、各部署と打合せながら進めていっています。第一優先はやっぱり社員それぞれの働きやすさを大切にしています。
D.W.
僕は『工場IoTプロジェクト』で、製造現場のデジタル化を進めています。工場設備1台毎の稼働状況を監視できる仕組みを導入して、工場全体の稼働状況をリアルタイムに監視できるようにし、作業効率の改善や機器異常の検知に役立てています。
A.I.
マキタは創業110年以上の会社だから年季の入った工作機械もあるけど、そういった機械も含め工場全体の稼働状況が1画面に可視化されているのは、とても便利だよね。
Y.K.
僕は、『プラットフォームプロジェクト』と言うチームに所属しています。近年、船もネットワーク環境が充実し、船と陸がリアルタイムで通信できるようになってきています。『プラットフォームプロジェクト』では、船からリアルタイムで送られてきたデータを活用して、お客様に新たな価値を提供できないかを検討しています。
S.Y.
地元新聞で取り上げられているの見ましたよ。スマートシップですよね。
Y.K.
そうなんです。将来構想って部分ではありますけど、データが収集できる仕組み自体が出来上がっていっている段階なので、今後どのようなデータを使ってどんな価値を提供できるか楽しみながら取り組めています!
A.I.
私の所属しているプロジェクトチームでは、今まで外部の企業に委託していた工程を専用のロボットを導入することで内製化し、安定生産&ノウハウ蓄積できるよう取り組んでいます。
D.W.
あまり詳しくは言えないですけど、特にあの溶接工程の内製化ってめちゃ大変そうでしたよね。
A.I.
めちゃくちゃ大変でした(笑)
今まで人の手でしかできなかった繊細な工程ですし、確立されていない手法での取り組みだったので手探りですね。

DX・IoT推進のポイントについて 
 話し合う

S.Y.
皆さんも実感しているとは思うんですが、近年のIT技術の進歩はとても早く、システム導入の検討を進めていたら次々と新しい技術が出てくるんですよね...
A.I.
そうなんです。だからこそ、新しい技術や仕組みについて情報把握できるよう常にアンテナを張っておいて、課題を解決するときにパッと動けるようにしておく必要があるんですよね。
S.Y.
今の技術だけじゃなく、数年先を見据えた情報収集ですね。
あとは、部署間の調整も大事なポイントですよね。
Y.K.
わかります。
プロジェクトとなると、自部署やチームメンバーだけで完結することがほとんど無くなるので、関係部署にプロジェクト背景や目標を説明して理解してもらう、そして協力してもらうというフローをいかにうまくこなすかが課題ですね。
D.W.
DX・IoT推進のポイントという観点で言うと、僕の場合は導入後の展開をどうやって進めていくかがカギになっています。工場稼働監視システムは、はじめはお試しで小さく導入し、その後は工場全体の機械に計画的に展開していきました。いまではほぼすべての工作機械に取り付けられていて、工場全体を可視化することに成功しています。 他にも、工場での各種作業手順や注意事項を動画マニュアル化するプロジェクトも進めていますが、こちらは今後どのように展開していくか思案中です。視覚的に分かりやすい標準的なマニュアルを展開することで作業者の生産性アップを目指しています。
A.I.
まずは手を動かしてみる、トライアンドエラーでPDCAを回すというのも大切ですよね。
今後、代替燃料や新機種など、市場もどんどん移り変わっていくので、その都度出てくる課題を素早く潰していくフットワークの軽さが求められるでしょうね。

チャレンジさせるマキタの社風。 
 そこで育つ力

S.Y.
マキタの良いところは、新しいモノを取り入れることに寛容なところだと思います。それに、ここにいるのは中堅ばかりですけど、若手も含め、社員の意見を聞いてチャレンジする機会を与えてくれるところもマキタの良い社風ですよね。プロジェクトに関わることで、何が問題なのかをきちんと見極め、それを解決する力がついていると実感しています。
Y.K.
「プラットフォームプロジェクト」は、それこそ会社的にも『チャレンジ』の部分ですよね。 僕もプロジェクトを経験して、新しい価値を生み出すという点での企画力や今後のキャリアアップにも繋がる調整力が鍛えられていると感じています。
D.W.
チャレンジする機会を与えてくれるって社風は、僕もそうだと思います。工場稼働監視のシステムを導入したときは、上司から「まずはやってみようか」と言ってもらえて、結構自由にやらせてもらえたので、自分で課題を見つけて解決する力を身に付けることができました。
A.I.
ロボット技術への取り組みもチャレンジの連続でしたよ。壁を乗り越えたと思ったらまた次の壁が出てきて...おかげで壁を乗り越えるということの楽しさも知れましたし、なにより自信に繋がりましたね。

ルーキーに期待すること

S.Y.
冒頭でも話していたように、新しい技術や仕組みがどんどん出てくるので、情報収集ってところも大事ですけど、変化に柔軟に対応できるというのはこれから必要なスキルになってきますね。 一方で、新しい仕組みを取り入れるところにどうしても目が向きがちなんですが、実は仕組みを導入した後に広く展開・定着させるところも同じぐらい重要なんです。華やかではないですが、コツコツと地道に努力するのが好きな人も、今後キーパーソンになっていくと思います。
Y.K.
僕たちのプロジェクトには企画することが好きな人に来てもらいたいです。飲み会とか遊びとかでもいいんですけど、自ら何かやりたい!って思って行動を起こせる人がうちみたいなスタートアッププロジェクトでいい案を持ち込んでくれたりするんですよね。あとは…配信向けの動画編集ができる人。プロジェクト内でお客様向けに当社エンジニアのノウハウを動画で提供しているので、そういう人は即戦力ですね!
D.W.
問題解決や業務改善を進める時、自分だけで考え込んでいてもなかなかいい考えが出てこないときがあったりするんですよね。そんなとき違った視点を持った人の意見に救われるってことがあって。なので、些細なことでも「気付き」を発信してくれるような人材がいてくれると助かります。
A.I.
まさにそうで、私も新入社員から「こう思うんですけど」って言われて「あ、それ面白い発想だね。やってみよ。」って新たな発見に繋がったことがあるんですよ。
世代が違うと普通が違ってくるから、普通に話していてもお互いにいい刺激になるんですよね。
S.Y.
そうなんですよ!
私ら世代って会社の連絡返すのにパソコンでするのが普通だったでしょ。会社でもチャットツールが主流になってくると、若手世代は会社スマホで返事してますもんね。
A.I.
新しくなった社屋はフリーアドレスだから、いろんな部署やいろんな世代の人と隣り合わせて仕事するのは新たな発見がありそうだよね。
Y.K.
今まで話さなかったような部署の人と話したりもするでしょうから。
他部署の新入社員なんていままであまり接点がなかったけど、これからは業務関係なく話す機会も増えるでしょうね。
D.W.
それで言うと、まったく違った業界にいた中途の人も良いかもしれないですよね。「前職こうだったよ」とか新しい視点を持ち込んでもらえたらさらに新しいアイディアに繋がっていきそうですよね。オープンイノベーションってやつですね。今後、マキタがどう変わっていくか楽しみですね!